妊娠線

妊娠線は ヘパリン類似物質が予防する!【保湿効果が大切】

妊娠後期を中心に妊婦の方々を悩ませる妊娠線は、妊娠における代表的なトラブルの一つです。

妊娠線は一度できてしまうとなかなか元通りに治りづらいです。

  • プールに入ることをためらってしまう。
  • お腹が見える服を着ることができなくなる

など、生活であらゆる不都合が生じてきます。

このため、あらかじめ予防対策をしっかりと行うことが重要となります。

妊娠線の予防のために、度々ヘパリン類似物質という薬が使用されます。

この記事ではこのヘパリン類似物質がどのように妊娠線を予防してくれるのか、またどのように使用すればより効果が高まるのかについて詳しく紹介していきます。

ヘパリン類似物質は保湿効果によって妊娠線を予防する

妊娠線の予防のためにはヘパリン類似物質という薬がよく使用されます。

この薬の有効成分は商品名と同じヘパリン類似物質です。

ヘパリン類似物質は医療用医薬品で広く使用されているヒルドイドのジェネリック医薬品です。

ヘパリン類似物質がどのような効果があるのかというと保湿効果があります。

ヘパリン類似物質は皮膚の内部に浸透していき、皮膚の組織内の水分を吸着します。

ヘパリン類似物質を使用しない状態では皮膚組織内の水分は皮膚表面から空気中へ放散されます。

ヘパリン類似物質が皮膚組織内にあることで、水分を吸着して、皮膚表面から放散させないようにするのです。

このようにしてヘパリン類似物質は保湿効果を発揮します。

また、ヘパリン類似物質がクリームタイプのものの場合は、有効成分とは関係ない油分が皮膚表面を覆いこみます。

水分を皮膚組織内に閉じ込めることができるので、有効成分以外の働きによっても保湿効果が高まります。

妊娠線は皮膚組織内のコラーゲン減少に伴って皮膚が乾燥して起こりやすくなることを紹介しましたが、ヘパリン類似物質はその保湿効果によって皮膚の乾燥を防ぎ、結果として妊娠線をできにくくする効果が期待できるのです。

ヘパリン類似物質の様々な剤形について

医療用医薬品では、ヘパリン類似物質油性クリーム、ヘパリン類似物質クリーム、ヘパリン類似物質ローション、ヘパリン類似物質外用スプレー、ヘパリン類似物質外用泡状スプレーの5種類の剤形が存在します。

油性クリーム、クリームは脂分を多く含んでいるため、有効成分以外の油分が皮膚表面を覆って、ヘパリン類似物質の保湿効果を高めてくれます。

ローションタイプやスプレータイプのものは不快なべたべた感がなく、伸びがいいためムラなく使用しやすいという利点があります。

ヘパリン類似物質の使用方法について

パリン類似物質に限らず、軟膏、クリームタイプの薬は使用量の目安に人差し指を使います。

人差し指の先から第一関節までの長さ分、チューブから薬を出すと、それが手のひら2つ分の使用量に相当します。

それぐらい伸ばして使用するように心がけましょう。また、ローションの場合は手のひらにローションを出して、そのローションが500円玉ぐらいの大きさぐらい手のひらにたまった量を手のひら2つ分ぐらいに伸ばして使用するようにします。

ヘパリン類似物質を使用するタイミングについて

ヘパリン類似物質を使用するタイミングは入浴後をおすすめします。

なぜかというと、入浴後には皮膚組織内に水分が多く含まれている状態になっているからです。

ここにヘパリン類似物質を塗ると、皮膚組織内でより多くの水分を吸着して保持することができます。

よって、入浴後は効果が高まりやすいのです。そういった理由から、入浴後にヘパリン類似物質を使用することをおすすめします。

妊娠線ができる原因

妊娠線ができる原因について詳しく説明します。

妊娠線ができる原因は二つあります。

一つ目に、お腹が膨らむことによって、皮膚組織に張力が加わることが挙げられます。

この張力によって、皮膚は伸ばされるように力がかかります。

皮膚組織は表面から表皮、真皮、皮下組織の順に層を作っています。

最も表面側にある表皮は比較的伸展しやすく、張力に対して対応することができるのですが、内部の真皮や皮下組織は伸展しにくく、張力が過剰にかかってしまうと、断裂してしまうことがあります。

この真皮や皮下組織に起こる断裂こそが妊娠線なのです。

皮膚の乾燥によっても妊娠線はできやすくなります。

皮膚が乾燥すると、より皮膚に柔軟性が失われた状態となるので、真皮や皮下組織が断裂しやすい状態になります。

妊婦の場合は特に皮膚の乾燥が起こりやすくなります。

なぜなら、妊娠を保ち、胎児が発育していくために体内で多くのステロイドホルモンが作られるためです。

このステロイドホルモンには皮膚組織でコラーゲンの産生を抑制するような働きがあります。

コラーゲンは皮膚の弾力を保ち、また皮膚のうるおいを保とうとします。

コラーゲンが妊娠の影響によって少なくなってしまうと皮膚は乾燥しやすくなります。

このようにして、妊娠中は肌が乾燥して妊娠線ができやすくなってしまうのです

まとめ

ヘパリン類似物質はその保湿効果によって、妊娠線を予防することができます。

ただし、その使い方次第では効果が強くなったり、弱まったりすることがあるので、使用するタイミング、使用量などに注意しながら使用するようにしましょう。