妊娠線

妊娠線にヒルドイドが効果的と言われる理由【正しい使用法を解説」

妊娠線は主に妊娠後期に起こるお腹の皮膚にできるひび割れのような線のことをいいます。

妊娠線は一度できてしまうとなかなか治るものではなく、前もっと予防をしておくことが重要となります。

妊娠線の予防のために、ヒルドイドという塗り薬が使用されることがあります。

そこでここではそのヒルドイドの効果、種類、使用方法について詳しく紹介していきます。

妊娠線にヒルドイドが効果的とされる理由

ヒルドイドがなぜ妊娠線の予防に用いられるのか理由を明確にするために妊娠線ができる原因について紹介していきます。

妊娠線ができる原因として主に2つの要因を挙げることができます。

妊娠による急激なお腹のふくらみが原因となって妊娠線ができます。

妊娠によっておなかが急に膨らむことで皮膚はどんどん伸びていきます。

皮膚は外側から、

  • 表皮
  • 真皮皮
  • 下組織

3層に分かれています。

表皮はある程度伸縮性に富んでいるものの、真皮、皮下組織は伸縮性に乏しいです。

妊娠によるお腹のふくらみに耐えられなくなってしまうと、真皮や皮下組織が断裂してしまいます。

これが妊娠線です。また、妊娠に関連するホルモンの働きも妊娠線の原因となり得ます。

妊娠中には通常よりも多くのステロイドホルモンが体内で分泌されています。

ステロイドホルモンの働きによってコラーゲンの産生量が減少してしまいます。

これによって、肌の乾燥や伸縮性の低下が起こり、妊娠線がよりできやすい状態になってしまうのです。

ヒルドイドの有効成分とその効果

ヒルドイドは医療用医薬品として皮膚科領域で広く使用されている塗り薬です。

ヒルドイドの有効成分はヘパリン類似物質というものです。

ヘパリン類似物質は皮膚の内部で水分を吸着する作用があります。

皮膚組織内に水分が保持されやすくなり、結果として保湿効果を発揮する薬です。

人の皮膚組織が本来持っている天然保湿因子を作り出す働きが活発になり、これもヒルドイドの保湿効果に関与します。

さらには、ヒルドイドの有効成分以外の基剤と呼ばれる油分も皮膚を覆い、皮膚からの水分の放散を防ぎ、保湿効果を高めてくれます。

妊娠線の原因として、ステロイドホルモンの増加に伴うコラーゲンの産生量が減少してしまうことを紹介しました。

コラーゲンの減少に伴って皮膚の保水能力が低下して、皮膚の乾燥がもたらされることは、妊娠線の発生に深く関与しています。

ヒルドイドの保湿効果で補うことによって、妊娠線を予防することができるのです。

ヒルドイドの種類と効果の比較

ヒルドイドには、

  • ヒルドイドソフト軟膏
  • ヒルドイドクリーム
  • ヒルドイドローション
  • ヒルドイドフォーム

の4種類の剤形があります。

有効成分は全て同じ濃度で含まれていますが、サラサラ具合がそれぞれ異なります。

ソフト軟膏が最も脂っぽい粘性のある薬剤となっていて、クリーム、ローション、フォームの順でサラサラした伸びの良い薬剤となっています。

有効成分の濃度は同じなので有効成分由来の効果に関してはいずれも同じです。

脂っぽい粘性のあるものの方が、皮膚を覆う有効成分以外の保湿効果の持続力に長けているので、効果は、

  • ソフト軟膏
  • クリーム
  • ローション
  • フォーム

の順に高いと言えます。

伸びのいいものの方が使用する際の使いやすさは高いため、保湿効果と使用感のバランスでどの種類にするのか決定されます。

ヒルドイドの正しい使用方法

ヒルドイドは1日1回から数回塗布することとされていますが、最大限効果を発揮したい場合1日3回程度使用するといいでしょう。

ヒルドイドを使用する量についてですが、ソフト軟膏、クリームの場合はチューブから人差し指の先から第一関節ぐらいまでの長さを出し、それを手のひら2つ分ぐらいに伸ばして使用します。

ローションの場合は、手のひらに出した時にその直径が500円玉ぐらいの大きさになるように出し、それを大人の手のひら2つ分に伸ばして使用します。

フォームの場合は1プッシュ分を手のひら2つ分程度に伸ばして使用するようにしましょう。

ヒルドイドを使用する適切なタイミング

妊娠線の予防のためにヒルドイドを使用し始めるタイミングについてですが、妊娠線ができる直接的な原因はお腹が大きくなることなので、お腹が大きくなり始める6か月前後から使用し始めるといいでしょう。

毎日のヒルドイドを使用するタイミングについてですが、入浴後に使用すると、皮膚の組織内の水分を保持しやすくなり、保湿効果が高まるので、入浴後は1回使用するようにしましょう。

それ以外は間隔を均等にするとより効果が出やすいので、1日3回使用する場合には、朝、昼、入浴後のタイミングで使用するといいでしょう。

妊娠線予防にはヒルドイドが効果的です-まとめ

妊娠線ができることには肌の乾燥が関与しているので、保湿剤のヒルドイドがよく妊娠線の予防のために使用されています。

適切なヒルドイドの使用量、使用するタイミングを守って、ヒルドイドの効果を最大限発揮させ、妊娠線を予防しましょう。